入浜権運動の歴史と現代的意義
今から、約45年前のお話しです。
海浜や海岸に自由に立ち入り,魚介類の採取や海水浴など自然の恩恵を享受できる権利。
1973年,兵庫県高砂市の公害を告発する住民運動から生まれた理念で,山林の入会権から着想された。
高度成長期,日本各地で自然海岸を埋め立てて臨海工業地帯がつくられ,住民は企業が占有する海岸に立ち入れなくなった。
住民団体は,海岸の自由使用権が認められれば自然破壊や公害を監視できると考え,入浜権運動を展開。
1975年「海を活かしコンビナートを拒否する東京集会」で「古来,海は万民のもの」に始まる「入浜権宣言」が採択され,埋め立て反対運動は全国に広がった。
しかし入浜権をめぐる裁判では,海岸・海浜は国が管理するものとする自然公物論により入浜権が否定され,運動は下火になった
・・・
入浜権運動の高崎先生が、2年前に亡くなられて
昨年は、高崎先生を偲ぶ会が開かれました。
この入浜権運動を通しても、過去45年の時代の背景や、それに付随する地元の問題を、私たち若い世代も、語り継いで来られた先輩方から、教わったことを
代表の高崎先生が亡くなられたあと
どうしてゆくか。といった話しもあがっていました。
昨年、高砂市史を、初めて見る機会があり
(市史は、各市の図書館などにも、あるのでしょうかね〜)
高砂市史の中にも、入浜権運動の記述があり
高砂市の公式資料でもある『高砂市史・近現代編』
今回
執筆された大森実さんをお呼びして
高砂市の歴史における入浜権運動の意義をお話し頂く事
また、今後に向け現代的意義を、関西大学法学部准教授の水野吉章さんから、お話しして頂く事を
高砂図書館の全面協力で実現されました。
なお、それにあたり
1/6(土)〜14(日)まで
展示も実施されています。
『入浜権運動の歴史と現代的意義』
🔴1/14(日)午後2時〜4時半
高砂市図書館2F
講師
大森実さん(高砂市史「近現代編」執筆者)
水野吉章さん(関西大学法学部准教授)
私も、この日は、お勉強しに行ってきます。
お近くの方々は、お誘い合わせの上、どうぞお越しくださいね。
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